先日、教育無償化を実現する会のメンバー全員で石川県加賀市を訪れ、小学校の視察や市長との懇談を実施しました。
訪問した作見小学校では4年生(割り算)と6年生(俳句)の授業を参観しました。
加賀市では宮元市長のリーダシップのもと、文部科学省の若手官僚である島谷千春氏を一本釣りで教育長として招聘し、従来型の講義形式から脱却した「個別最適な学び」 「協働的な学び」を実践した小学校教育を実施していて、この取り組みは「加賀方式」 「加賀モデル」として全国的にも注目されています。
講義方式の授業では深まらなった「自分で考える力」や「他者と協働して問題解決に当たる力」を、総合学習といった特定の時間だけでなく、算数や国語といった通常の科目を通じて養う「加賀モデル」のような授業の在り方は、日本の子供たちが学校教育の場で、深い知識や社会で活躍する実践的な力を身に着ける上で一つのカギになると、作見小学校の子供たちの様子を見ていて確信しました。
1人1台のパソコンを子ども達は使いこなし、授業中に友達、グループと自由に話し合い、先生も端末のアプリをそれを先生が各見て回り、必要に応じて個別指導を行っておられます。
社会や産業構造、働き方の変化に応じて、当然学校教育も変わっていかなければなりません。
学校にICT機器が行きわたった今だからこそ出来る改革でもあります。
教育改革に関しては、無償化などを通じて誰もが安心して学び、自らのキャリアを追求できる社会にすることが重要であると同時に、教育の質を上げていくことが必要不可欠です。
天然資源に乏しい日本だからこそ、どの国よりも教育・科学技術に投資をし、そして学び方や研究手法も新たなものを取り入れ、投資効果の高い優れた教育システムを実現するため、加賀市の取り組みを大いに参考にさせて頂きながら私も全力で取り組みます。
宮元市長、島谷教育長、作見小学校と市役所皆様、誠にありがとうございました。