

『佳境に入った予算交渉』
平素から大変お世話になっております。
衆議院議員の斎藤アレックスです。
先月1月末から始まった国会では、衆議院での来年度予算の審議が続いていますが、それと並行して実施している、我々日本維新の会と自公との様々な政策協議は、大詰めを迎えています。
教育の無償化等に関する三党の協議には、私も交渉担当者として参加しています。
協議が佳境に入り報道が増えるにつれ、世論の関心が高まり、地元でも「教育無償化を実現してくれ!」と応援の言葉をたくさん頂くのと同時に、
ネットを中心に「私立高校まで含めるのはどうなんだ」とご不安の声も頂きます。
日本の子どもたちは中学を卒業した後、99%が高校に進学し、就職などにおいて高卒資格はほぼ必須条件となっている今日、
高校を義務教育に準じるものとして無償化することの妥当性はほとんどの方にご理解頂けると思います。
議論が分かれるのは、私立高校の学費までサポートするのか、という点だと思いますが、高校生の約35%は私立高校に通っており、
公立だけでは高校への進学希望者全員をカバーできないわけですから、高校を無償化するのであれば、当然に私立高校に進学する子も対象にすべきです。
また、私立高校の学費も支援すると聞くと「私立の学生まで支援するのは贅沢・ずるい」という趣旨の批判を頂きますが、
仮に今回、私立高校の無償化として日本維新の会が求めている「60万円」水準の学費無償化が実現したとしても、
高校生一人当たりの公費投入額は、私立よりも公立に通う子供に対しての方が多いという状況は変わりませんので、是非「私立への進学は贅沢」という偏見も解消し、
教育内容などに基づき、子どもたちがお金のことを心配せず学びたい環境・高校を選択し挑戦できる社会にしていきたいと思います。
ひいては、それが教育の質の向上に繋がるものと考えています。
大変厳しい交渉ですが、子どもたちの未来の為、最後まで挑み続けます。